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10代の心に打撃を与えている、コロナ禍。親のサポートが必要です。

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コロナウイルスの流行は、人々の心に大きな打撃を与えていますが、特に10代の若者たちは大きな影響を受けています。10代の脳はまだ発達段階にあり、人生経験も浅いことから、悲しみ、怒り、ストレス、孤独感など、あらゆる感情の刺激を受けやすくなっています。調査によると、コロナ禍の中、10代の若者は中程度から重度のうつ病や不安症の症状を示す可能性が高いということがわかっています (Mental Health America)。2020年9月には、10代の半数以上が自殺や自傷行為を考えたことがあると報告されています (Mental Health America)。

幸いにも、親や周りの信頼できる大人たちがこういった子供たちを支えることができます

兆候に気づく

まずはお子さんの様子や兆候をよく認識することです。10代の若者の一人ひとりが異なり、心に傷を残すような出来事に対する反応もまちまちです。「行動に表す」タイプから「態度に表さない」タイプまで様々です。「行動に表す」タイプの場合、薬物の使用、喧嘩、コロナウイルス関連の安全ガイドを守らないなどが考えられます。「態度に表さない」タイプの場合は、引きこもりがちになる、何事にも無関心な様子を見せる、以前よりも一人になりたがる、などがあげられます (Washington State Department of Health)。災害時に見られる一般的な10代の若者が示すその他の反応には以下のようなものがあります。

  • 心配する
  • 悲しむ
  • 罪悪感、怒り、怖れ、失望感を持つ
  • 自分に将来はないと不安になる
  • 友達と会わなくなる、友達が変わるなど、社会的行動が変化する
  • あえて忙しくして、気持ちと向き合うことを避ける
  • アルコールや薬物を乱用する

サポートの方法

親であるあなたは、10代のお子さんにとって最も大きな影響のある存在です。これを子供本人が認めるかどうかは問題ではありません!

この困難な時期に、10代の若者の多くは、孤独を感じています。学校に行ったり、友達と会ったり、スポーツをすることができずに、これまであったようなサポートを受けることができません。10代のお子さんをよく観察することが重要なのはこのためです。親として、以下のような方法でサポートすることができます (Washington State Department of Health)。

  • 自分を大切にする姿勢の模範となり、この困難の渦の中にいる自分の気持ちを子供に話す。
  • 子供の気持ちや考えていることを打ち明けてもらうよう勇気づける。このような感情を認識して、対処できるようサポートする。
  • このように感じているのは自分一人だけではないこと、そして今は「大丈夫と思えなくてもいいのだ」ということを強調する。
  • 運動する、瞑想する、外に出る、あるいは自分が幸せや安らぎを感じる活動などで、自己管理や健康にプラスとなるようなストレス解消法を試みるよう促す。You Can でそのアイデアを得られます。
  • 以下のような不健全な行動をまねる危険性について話し合う (説教するのではありません)。
    • アルコールや薬物の乱用
    • 暴力行為や違法な行為に関わること
    • 好ましくない人間関係を持つこと
  • 正しい判断に貢献してくれるような友人を選ぶことの大切さについて話し合う。家族や友人との関わりを築いていくよう勧める。
  • 困難な時期であっても、他の人に手を差し伸べることを認め、勧める。例えば、庭の手入れ、ごみ拾い、幼児のためのアクティビティに取り組む、ご近所のために食料品などの買い出しを手伝うなど。
  • 子供の今後のことについて話す。例えば、「来年や5年後に、何をしていたいと思う?」「その目標を達成するには、今何をすればいいと思う?」「その目標に向かって進むために、私がサポートできる事は何かある?」などと問いかけてみるのもよいでしょう。
  • この 事実と挑戦のゲーム をきっかけに、10代の子供と楽しく向き合って会話を始める。

サポートを求める

Teen Link: 時には、同じ年代の仲間と気楽に話したいと思う10代の若者も多いはずです。そういった若者のために用意されたのがこちらの、秘密が守られ無料で利用できるヘルプラインです。トレーニングを受けた10代の若者が、午後6時から10時まで (太平洋時間) 電話で対応しています。お子さんの悩みなど、思っていることについて同じ年代同士で話ができます。1-866-TEENLINK (833-6546) まで、電話、テキスト、チャットで利用できますので、ぜひお子さんにお勧めください。お子さんの前に、まずあなたがこのボランティアと話すこともできます。また、お子さんの薬物やアルコール使用の問題についても、このヘルプラインでご相談できます。

Washington Listens: 親であるあなたのためにもサポートを用意しています。1-833-681-0211またはWAlistens.org までご連絡ください。無料かつ匿名で支援が受けられます。Washington Listensでは、コロナ禍の中、悲しみ、不安、ストレスを感じている人々を支援しています。月曜から金曜日は午前9時~午後9時、週末は午前9時~午後6時の間 (太平洋時間)、担当者が対応します。TSR 711と言語サービスもあります。

助けを求めることに、躊躇しないでください。親がストレスにどう対処するか、お子さんも見ています。健全な対処方法を探し、サポートが必要な時に助けを求めることは、あなたとお子さんにとって前向きな行動です。

親であるあなたは子供のことを一番良く知っており、この困難な時期を一緒に乗り越えられるよう支援できます。共に力を合わせ、強くなりましょう。そしてサポートが必要な時は、助けを求めましょう!